13.ザ・ランチャーズ

ザ・ランチャーズ



ランチャーズ

'62年加山雄三が中心になり、加山雄三(Lg)、二瓶正也(Ds)、津田 彰(Sg)、佐竹弘行(Bg)、三木敏彦(P)、速水 洸(スチール・ギター)で東宝の俳優と撮影所の宣伝部のメンバーで第一期のバンドがスタートしたが、それぞれの本業が忙しくなって活動が困難になり停止する。

それで、加山雄三は、従弟の喜多嶋 瑛・修の兄弟と修の友人でバルチャーズにいた大矢 茂の4人で、'67年11月に第二期ザ・ランチャーズを再結成する。

'66年当時高校生だった喜多嶋 修と大矢 茂が学業優先のため脱退し、慶応大学の後輩で"プラネッツ"にいた堤 光生と岩崎道夫が加入する。その後、慶応大学に入学した喜多嶋 修と大矢 茂が'67年4月に復帰し、修の同級生の渡辺有三が参加して第三期のメンバーが、加山雄三から独立して活動を開始する。

メンバーは、喜多嶋 瑛(Ds)、喜多嶋 修(Lg)、大矢 茂(Sg)、渡辺有三(Bg)の4人。

'67年11月25日東芝音楽工業より「真冬の帰り道/北国のチャペル」でレコード・デビューする(A面はGS史上の名曲で、B面もバロック調の名曲)。この曲はスマッシュヒットをする。

その後リリースしたシングル・レコードは、次の通り。

第2弾「教えておくれ/愛のささやき」'68年3月1日東芝音楽工業より発売。
(A面は重厚感のある傑作、B面はカレッジ・ポップス調の隠れた名曲)

第3弾「シリウスの涙/想い出のジュリエット」'68年6月1日東芝音楽工業より発売。
(A面はクラシカル調で、B面はシャンソン調)

第4弾「不機嫌な水溜り/HELLO! BABY MY LOVE」'68年12月5日東芝音楽工業より発売。
(A面はノスタルジックなミキシング処理をしており、B面はビートルズの曲調の雰囲気がある)

第5弾「砂のお城/雲を追いかけて」'69年6月10日東芝音楽工業より発売。
(A面B面共にビートルズの曲調に似ている)

第6弾「マドレーヌ/昔も現代も真実はこれにつきる」'70年3月5日東芝音楽工業より発売。
(A面B面共トスリングスのあるカレッジ・ポップス調)

以上であるが、当時としては画期的な音作りを行った曲が多くなり、一般受けせずヒットはしなかった。しかし、その後レコードの出来栄えのよさが再評価され傑作(特に、「OASY 王国'69年9月1日東芝EMIより発売のLPは名曲ばかり)の楽曲が多かったと名を轟かせたグループである。

'69年10月22日にサンケイホールで開催したライブを最後に、喜多嶋 瑛がアメリカ留学のため脱退しホワイト・キックスにいた河手政次が加入するが、GS時代の終焉により'71年春に解散した。

第二・三期デビューから解散までに以上6枚のシングル・レコードを発売した。

その後、加山雄三は、'94年に再びエレキ・ギターに目覚め、ハイパーランチャーズを結成する。旧ランチャーズのメンバーは含まれていないが、ランチャーズの名前は今もって健在である。

↓のザ・ランチャーズのレコジャケの「砂のお城」と「マドレーヌ」は、ゲストの竹内 幹雄様から頂いたものです。有難うございました。

真冬の帰り道 ザ・ランチャーズ 真冬の帰り道 北国のチャペル ザ・ランチャーズ 北国のチャペル 教えておくれ ザ・ランチャーズ 教えておくれ 愛のささやき ザ・ランチャーズ 愛のささやき
シリウスの涙 ザ・ランチャーズ シリウスの涙 不思議な水溜り ザ・ランチャーズ 不思議な水溜り 砂のお城 ザ・ランチャーズ 砂のお城 マドレーヌ ザ・ランチャーズ マドレーヌ

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